洛南高等学校校長 北川辰雄
校長挨拶
今をさかのぼること、およそ1200年の昔、空海弘法大師は、本校の源となった日本史上初の私立学校「綜藝種智院」をお開きになられました。そのとき建学の根本精神を示すことばとして「物の興廃は必ず人に由る人の昇沈は定めて道にあり(この世のありようはひとえに一人一人の人間にかかっている 人のありようというものはその人の歩む道によって決まる)」と述べられました。時代は移り、幾多の変遷を経て、本校は弘法大師の掲げられたお志を、この世に承け継いでいきたいと願っています。
現代において、高校生がめざすべき人としてのありようとはどのようなものでしょう。求めるべき道とはどのようなものでしょう。さまざまな困難のおこるなか、皆さんの力を、いま、日本がそして世界が必要としています。皆さんは求められているのです。自分の目にするもの、自分に関わりのあるすべてのものに対して感謝しつつ、その心によりそい、求められる自分自身を自覚して高校生活に取り組んでほしいと思います。
高校生活にかける皆さんの夢や目標は、さまざまなものであろうと思います。体育系・文化系それぞれのクラブ活動、体育祭・文化祭をはじめとする多彩な学校行事、あるいは志望の大学に向かって学業にいそしむこと。すべてに本気で取り組むことで、来るべき将来に備え、日本のために世界のために力を蓄えてもらいたい。それが「洛南」の願いです。
教育方針
3つの柱で、自らを伸ばしていく教育。
賢く、熱く、おおらかに
生きる力のある「人」を育みます。
仏教の教えを日々に生かす
「自ら学ぶ」習慣を身につける
身をもって、団結や公正さを学ぶ