令和6年度 中学生弁論大会

10月1日に中学生弁論大会を開催しました。各学年・各クラスの代表が、コトバひとつで自分を伝える洛南の伝統行事。ことしも熱い大会となりました。

1年生

1年生にとっては洛南に入って初めての弁論大会。そのせいか、会場にはどこか緊張感が漂います。各クラスを代表する弁士が演壇に上がると会場を埋めた生徒たちも姿勢を正し、いよいよ3分30秒のコトバの熱戦がスタート!いじめを無くす、自転車事故ゼロを目指す、マイノリティに優しい社会を希求する、ペットを飼う責任を問う、社会を別の視点から見ることの大切さを訴える、といったように自分の体験から社会問題へと考察を広げる弁論が続々と。「色彩心理学の観点から自分の色を探そう!」「できることから熱中症対策を始めよう!」といった行動を呼びかける弁論には、多くの生徒が深くうなずいていました。

  • 1組 苦手なクラスメイトとの付き合い方
  • 6組 報道の表と裏
  • 3組 マイノリティに優しい世界を
  • 2組 色による心理変化〜色彩心理学〜
  • 5組 地球のために私たちができること
  • 4組 命の重み
  • 7組 Stop 自転車事故
  • 優勝:7組 準優勝:6組 3位:5組

2年生

死刑制度に反対する理由を論理的に述べたり、表面的な多様性推進の問題点を指摘したり、普通でないことをむりやり普通にしてしまう世の中に疑問を呈したり・・・。社会に対する「?」を素直な言葉で表し、その解決策を「ともに考えよう」と呼びかけた2年生たち。自分の夢を追うことはきっと社会に役立つ、まずは自分の美しさを尊重することが大切といったように、ポジティブな生き方を熱く語る生徒もいて、みんな意識の高さをひしひしと感じさせます。SNSの良い使い方を「アザラシ幼稚園」を題材に紹介する話や、人の共感を呼び起こす「自虐」のススメといった話には大きな拍手が贈られました。

  • 5組 ダイエットの意味とは?
  • 3組 人の平均点
  • 6組 夢の実現と「世の中の役に立つ」ということ
  • 7組 アザラシ幼稚園
  • 2組 多様性
  • 1組 自虐のすゝめ
  • 4組 死刑制度と更生
  • 優勝:6組 準優勝:1組 3位:3組

3年生

ともすれば忘れがちな自分の大切さを、鏡を見ることで思い出すといった、人生を感じさせる話があると思えば、競技かるたをもっとメジャーな存在にしたいという洛南生ならではの主張がある。引退競走馬の幸せな余生を支える取り組みを紹介する弁士がいれば、お小遣いの管理に苦心した経験をもとに計画の大切さを訴える弁士がいるといったように、多様なコトバの戦いを繰り広げた3年生たち。「正義には客観的な基準がない!」「災害時のことを考えて子どもにスマホを持たせるべきだ!」「生存本能という人間本来の価値観を取り戻すことで争いのない社会を目指そう!」。実にさまざまな主張が会場をわかせました。

  • 1組 「自分」の人生を生きる
  • 3組 引退競走馬について
  • 6組 競技かるたをメジャースポーツに
  • 2組 正義と責任
  • 5組 計画を立てることの大切さ
  • 4組 スマートフォンを子どもに持たせるべきか
  • 7組 共通の価値観
  • 優勝:7組 準優勝:5組 3位:2組