令和6年度 中学・高校バレーボール大会

6月19日に中学・高校バレーボール大会を実施しました。中学は体育館(1年生は第二、2・3年生は第一)、高校はグラウンドでそれぞれ熱戦を展開しました。

中学〜伝統の大会を元気いっぱい楽しむ〜

洛南で初めてのバレーボール大会を迎えた1年生。ある女子生徒はお父さんが洛南出身で、「バレーボール大会はぼくらの時代もすごく盛り上がった」と言われたそう。その言葉通り、弘法大師のお誕生日を記念して開かれる大会はバスケットボール大会とともに、洛南屈指の歴史ある行事。みんなそのことを知っているのか、会場は最初からヒートアップ。初心者が多いため、鋭いサーブやスパイクが決まったり、息づまるようなラリーが続く試合はありませんでしたが、みんな笑顔で和気あいあい。それでいて一生懸命、記念すべき初バレーボール大会を楽しんでいました。

2・3年生の盛り上がり方も尋常ではありません。得点が入ると地鳴りのような歓声とともに、みんな思わず立ち上がり、そのたびに先生から「座って応援するように!」とお叱りが。また、クラス替えのため、ほかのクラスになった友だちを応援する生徒の姿も目立ちました。もちろんプレーは上達し、各クラスともサーブ一本で決まるのではなく、ラリーを経て得点が入る試合が多くなり、ジャンプサーブをはじめバレー部員のスーパープレーも続々と。中には強烈なサーブを審判の先生に「命中」させる生徒もいて、さまざまな面で大会を盛り上げてくれた2・3年生でした。

高校〜鮮やかに、スーパープレーが続出〜

「まぶしいっ!」。そんな言葉がピッタリだった高校生の大会。早くも夏を感じさせる陽射しの中、8面のコートを各学年の生徒が躍動します。選手たちが身に付けた、赤いビブスとブルーのパンツがグラウンドをいっそう鮮やかに彩ります。同じ9人制のバレーボールでも、高校になるとネットの位置が上がるなど、中学のときよりプレーの難易度が高くなっています。ある男子生徒は「サーブがネットに引っかからないか心配でしたが、うまく決められてよかったです。練習の成果ですかね」と、ホッとしたような笑顔で答えてくれたのが印象的でした。

高校になると、学年の差はあまりありません。1年生の試合からサーブ、スパイク、そしてレシーブにスーパープレーが当たり前のように登場します。また、ボールをゆるく回し、最後に強烈なスパイクを決めるといったように、試合運びにも全学年に余裕が感じられます。ところで、3年生にとってはもしかすると、今回が人生で最後かもしれないバレーボール大会。各クラスとも並々ならぬ意欲をもって本番に臨み、休みの日に学外の体育館を借り、1・2年のときの「10倍以上」は練習したというチームも。「絶対優勝します!」。そんな声がたくさんの生徒から聞かれました。

先生と教育実習生もチームの一員

教え子の勇姿をカメラに収めたり、惜しくも敗れた選手をいたわったりと、チームの一員としてバレーボール大会に臨んだ先生たち。中学2年のクラスを担当するある先生は、「1年のときに比べるとみんな自主性が芽生え、一人ひとりが率先して動いているのが分かります。クラスの団結力も高まっています」と、目を細めてそう語ってくれました。洛南出身で、保健体育を受け持つ教育実習生も応援席に陣取り、かわいい後輩たちに熱い声援を送っていました。

今回も裏方が大活躍

今年度のバレーボール大会も、中学・高校ともに体育委員とバレー部員が事前準備や競技運営を、生徒会の生徒が当日の進行や得点集計を担当してくれました。写真部員は友だちのベストショットを求め、会場内を走り回ってくれました。みんなお疲れさまでした!

【結果】

●中学
1年 優勝:5組 準優勝:2組
2年 優勝:5組 準優勝:6組
3年 優勝:3組 準優勝:1組

●高校
1年 男子 優勝:9組C 準優勝:8組D
   女子 優勝:4組A 準優勝:6組A

2年 男子 優勝:1組A 準優勝:9組D
   女子 優勝:4組A 準優勝:9組B

3年 男子 優勝:8組E 準優勝:9組A
   女子 優勝:1組A 準優勝:7組B