令和5年度 中学・高校バレーボール大会

コロナ禍前のスタイルで熱戦!

洛南屈指の伝統行事である中学・高校バレーボール大会を6月13日に実施しました。中学は体育館(1年生は第二、2・3年生は第一)、高校はグラウンドでそれぞれ熱戦を展開しました。

中学では、昨年度リモート方式で教室ごとに行った開・閉会式を、今年度は各会場でリアル開催しました。また、リモート方式で行っていた応援も、今年度は中学・高校ともに会場で行えるように。学校全体がコロナ禍前の日常を取り戻しつつあるなか、バレーボール大会もようやく以前のスタイルに近づきました。

中学〜初心者も部員もみんな一生懸命〜

1年生は洛南で初めてのバレーボール大会。なかにはバレーボールそのものが初という生徒もいて、感想を聞くと「手がイタイです!」。そのせいかサーブがネットの下を通過したり、顔面でトスしてしまったりと、思わずくすりとするようなプレーが続出。そのなかでバレー部員でしょうか、ハッとするようなサーブを打つ生徒がいて1年生といえども侮れません。ともあれ、バレーボールは全員に「サーブ権」が平等に与えられる競技。球技が得意な生徒もそうでない生徒も、みんな一生懸命にボールを打つ姿が印象的でした。

2・3年生になるとボールがつながるようになり、スパイクもけっこう決まります。オーバーハンドサーブを打つ姿もなかなかサマになっています。体育の授業以外の練習も各自念入りに行っていたようで、公園でペットボトルを的にスパイクの練習を積んだという強者も。プレーが白熱すると応援にも自然と熱が入り、アツい声援に応えるよう選手たちはさらにハッスル。そんなクラスが一体となる試合が体育館を大いにわかせました。

高校〜試合も応援もみんな元気いっぱい〜

前日の夜から降っていた雨も朝にはやみ、時おり薄日がさすなかで始まった高校のバレー大会。みんな気合いバッチリで「朝ごはんをいつも以上にしっかり食べてきました!」という生徒もちらほらと。やはり中学で経験を積んだ生徒が多いせいか、男子・女子ともに1年生からボールさばきにゆとりを感じさせます。ラリーも続き、サーブ合戦に終わる試合もそんなに多くありません。そして2年生になると、バレー部員以外の生徒もドライブサーブで攻めたり、ブロックを見事に決めたりするシーンが次々と。3年生の試合では、まさに火を吹くようなスパイクがたびたび披露され、ネット側の攻防も見応えがあります。

高校の試合は屋外ということもあり、応援もいっそうヒートアップ。マッチポイントを迎えると人差し指を空に向け「あと1点!」コールで盛り上がったり、得点が入るたびにジャンプしながらハイタッチを交わしたり、クラスメートの名前入りのうちわを振りながら「ガンバレ!」「ドンマイ!」と声をかけたりして、コートに元気を送っていました。

バレー部員と真剣勝負

バレーボール大会にワクワクしているのは先生も同じ。試合前に選手たちにハッパをかけたり、コートサイドを動き回りながら熱戦の様子をタブレットで撮影したりと、皆さんじっとしていません。洛南出身の教育実習生も大会に参加し、「高校生のときに戻ったような気持ちです!」と笑顔で応援していました。

中学2・3生が試合を行った第一体育館では、得点集計の時間を利用してバレー部員VS先生チームの真剣勝負(?)が実現。絶妙のコンビネーションを決めてドヤ顔になったと思えば、強烈なスパイクの洗礼を浴びてタジタジになるなど、教室とはまた違う先生たちの姿に生徒たちは大喜びでした。

大会を支えた裏方たち

今年度のバレーボール大会も、中学・高校ともに体育委員とバレー部員が事前準備や競技運営に汗を流してくれました。また、生徒会の生徒は競技運営や得点集計を担当し、写真部員は友人たちの思い出づくりのためシャッターを切り続けてくれました。みんなお疲れさまでした!

【結果】

中学
1年 優勝:5組 準優勝:4組
2年 優勝:6組 準優勝:1組
3年 優勝:1組 準優勝:2組

高校
1年 優勝:9組 準優勝:6組
2年 優勝:9組 準優勝:5組
3年 優勝:4組 準優勝:3組