ワールドカップに負けじと熱い戦い
11月22日(火)、24日(木)と、間に祝日のお休みをはさんでの二日間、向島グラウンドで高校のサッカー大会が開催されました。22日は2年生で午前が3・5・6・8・9組、午後が1・2・4・7組、24日は1年生で、午前が1・4・5・6・9組、午後が2・3・7・8組と、ブロックでクラス対抗戦。それぞれのクラスが男子A・B・Cの3チームと女子1チームを擁して、男子はサッカー、女子はフットサル、その総合得失点でブロックごとの順位が決まります。
初日22日、晴れ上がった朝陽が昇ってまもない大会開始直前、グラウンド周辺の広々とした田園風景が見通せないような濃い霧が立ちこめました。京都地方気象台でもあまり聞かないという一帯の濃霧に、大会気分は戦国の合戦? しかし、試合が始まる頃にはどんどん晴れ上がっていき、日程の二日間ともほぼ快晴。間にはさんだ休日に雨が降るという幸運な日程に恵まれました。
激しくボールを奪い合い、シュートのたびに一喜一憂
男子のサッカーは、コロナ対策をとりながらということもあり、以前よりコンパクトにして8人制で実施、試合時間も10分に。コートも、もともと公式サイズよりは狭いのですが、これが実際にやってみるとみんな、結構「キツイ」。守備も攻撃も一斉に動き、試合時間はフルに走りっぱなしなので、試合終了後に息が上がっている出場者も少なくありません。
試合前に円陣を組んで気合いを入れるチームもあれば、「応援のチカラで勝とう!」と盛り上げるチームも。そんな応援団の中に、サイドラインを割りそうなボールを止めようと勢い余って飛び込む選手もいて、わっ、と歓声が上がります。
「行け行け!」「囲め囲め、囲め!」「右サイド、空いてるぞ!」声援しているクラスメイトはみんなすっかり監督になっています。試合を重ねるにつれ、コートの中も周りもハイテンションに盛り上がっていきました。
女子のフットサルは5人制で、試合時間は同じ10分間ですが、前半・後半4分ずつとして間に2分間のインターバルがあります。コートは男子のサッカーに較べると小さく、時にイエローカードも出る男子ほどのプレイの激しさはありませんが、チーム数が少ないこともあり、1チームが3試合を戦いますから、なかなか体力を使います。
「行って、行って、そこ!」「あーっ、惜しい~」声援は勝るとも劣らず、男子女子とも、自分の試合が終わると互いに応援に回って檄をとばします。
生徒会とサッカー部が協力して大会を運営
大会の準備や運営は、生徒会とサッカー部が中心となって行います。開催の一週間前になると生徒会は大忙し、プログラムの準備が一番たいへんなようです。当日も賞状を用意したり、得点を集計したり、大会本部テントの真ん中で進行状況をみつめます。
サッカー部員は、まさに大会実行の原動力として活躍します。今回は中日の休日に雨が降ったためコート内にも水たまりが残り、二日目の試合前にはコート整備に大わらわでした。審判を務めながら試合進行にも目を配り、感染症対策としての手指消毒の実施など、生徒会の大会運営を強力にサポートします。
こうして、洛南高校の規律ある自主性が育っていきます。
今年の大会は、折しもサッカーのワールドカップの開幕と重なり、試合にのぞむ洛南ブルーの体操着も、気分はサムライブルー? で盛り上がりました。フルスピードで走り回り、激しいスライディングもみせたりと、元気一杯ボールを追いかけ、大きなケガもなく、楽しく終えられた二日間が無事終了。また来年がんばりましょう!
試合結果
22日 2年生午前の部
優勝 2年6組
準優勝 2年9組
22日 2年生午後の部
優勝 2年2組
準優勝 2年4組
24日 1年生午前の部
優勝 1年9組
準優勝 1年4組
24日 1年生午後の部
優勝 1年8組
準優勝 1年7組