中学生弁論大会と同じ9月27日、中学生の英語スピーキングコンテストを開催しました。こちらも毎年恒例の言葉の祭典。それぞれのスピーカーが、日ごろ培った英語力をフルに発揮した大会の様子をお知らせします。
1年生
独演劇を連想させた、1年生たちのスピーキング。課題は古今東西の名作の暗唱で、『Alice and Humpty Dumpty(アリスとハンプティ・ダンプティ)』、グリム童話の『The Golden Goose(金のがちょう)』、アメリカの絵本の『The Giving Tree(おおきな木)』、そして英語版の『鶴の恩返し(The Crane Gives Back)』のなかから一つを選びます。暗唱といっても、ただ話すだけではありません。みんな登場人物になりきり、セリフの一つひとつに情感を込め、さらにアクションを交えて物語を見事に演じ切りました。また、1年生ながらみんな発音もイントネーションもバッチリで、さすが「洛南」です。
1位:6組『Alice and Humpty Dumpty』
2位:1組『Alice and Humpty Dumpty』
2年生
言葉は人の心を揺さぶり、さらには世界を変える。そんなことを実感させる名演説が2年生たちの課題です。アフリカ系アメリカ人の公民権実現に短い生涯を捧げたキング牧師のスピーチでは、みんな自分の夢を語るように「I Have a Dream!」。映画『独裁者』で兵士たちに「Fight for liberty(戦え!自由のために)」とゲキを飛ばしたチャップリンの演説では、ある生徒は拳を振り上げ、ある生徒は諭すように穏やかに。子どもの権利を守るため、世界に向けて発信したマララ・ユスフザイのスピーチではみんな16歳の少女と一体になり、「Education First(教育を第一に)」と力強く訴えました。
1位:6組「I Have a Dream」
2位:2組「Not to be silenced」
3位:1組「The Great Dictator」、3組「The Great Dictator」
4位:2組「Not to be silenced」、7組「The Great Dictator」
3年生
自分の意見を英語で述べる。そう、3年生のスピーキングは弁論です。学校図書館の素晴らしさや、授業内容がより頭に入るノートの取り方といった身近な事柄について話したり、大きな社会問題となっている「親ガチャ」を取り上げたり、毎日をハッピーにしてくれる「推し活」を勧めたり、着眼点はみんなさまざま。なかには、日米の医療保険制度の比較といった大きなテーマを論じた生徒も。また、コロナ禍をきっかけにシアワセって何だろうと思い始めた、坊主頭にしたことで人を見た目で判断する行為の無意味さを知った、といった個人的な体験を題材にした生徒のスピーキングも聞きごたえがありました。
1位:2組「Are you happy now?」、6組「Stop the Fate of “Oya-gacha”」
2位:4組「Bozu-atama is good, isn’t it?」