【2021年度】中学2年生プレゼン発表会@京都大学

※2021年度中学2年生(現中学3年生・36期生)の行事報告となります。
HPの公開が遅れてしまい、申し訳ございません。
昨年度の行事報告をさせていただきます。この記事では、プレゼン発表会についての報告となります。

中学2年生は、令和4年3月11日(金)に 
「プレゼン発表会=新しく誕生する職業=」
を京都大学にて実施しました。

「総合的な探究活動」の一環として、36期生では、「ENAGEED」という教材を利用し、1年の2学期から1年半の歳月をかけて、キャリア教育を行ってまいりました。その活動の集大成として、今回は京都大学百周年時計台記念館の大ホールをお借りし、プレゼン発表会を行いました。ここでは、その様子をご紹介します。

〇基調講演
本校の卒業生(平成23年卒)で、医師であり、起業家でもいらっしゃる、荘子万能さんにおこしいただき、「『か』から『と』へ」というテーマでご講演をいただきました。どちら「か」ではなく、両方「と」にしていくチャレンジについて、荘子さんの「医師」×「起業家」のキャリアをベースに生徒たちに問いかけるような、内容盛りだくさんの講演でした。生徒たちが取り組んでいるテーマにもマッチしていて、みんな興味津々に、真剣に耳を傾けていました。

〇プレゼン発表
今回は各クラスで2月中旬に行われたクラスコンペを勝ち抜いた、7グループのプレゼン発表決勝として行いました。今回のテーマは「新しく生まれる仕事」。

プレゼンスキルの向上についても目標として設定してきました。
パソコンやタブレットを用いてプレゼンを作成し、発表するスキルが、生徒たちが今後社会に出たときに間違いなく要求される時代。

技術の授業や放課後、様々な先生の協力を得つつ、スライド資料を半年間かけて作ってまいりました。

〇発表も多種多様!
クラスによって、発表の形態が異なるのも、驚きました。発表者が順番に代わりながらプレゼンをするクラス。発表もスライドめくりも1人に任せて、まさにクラスの代表として発表をしたクラス。内容も、クイズ形式にしたり、自己紹介に工夫を加えてみたり、スライドに先生を登場させてみたりと、本当に7クラス7色のプレゼンになっていました。
私たち大人の立場からみても、ただただ感動、感激のひとときになっていました。

気になる結果は……
今回は部内から、副校長先生・進路企画部長先生だけでなく、(株)リクルートより2名、そして荘子さんと、5名の審査員による厳正な審査を行っていただきました。

最優秀賞:2年7組「PSSシステムについて」  
優秀賞:2年1組「記憶管理士」


出場クラスとタイトル
2年2組: 新料理考案者
  3組: ドローンと未来~ドローン技術の可能性~
  4組: 未来のドローン操縦士
  5組: フラワーメーカー
  6組: AIを管理する仕事

このあと、講評をいただきました。リクルートの方々からは「本当に中学2年生とは思えない、今すぐに社会で通用するくらいレベルの高い発表であった。」というお言葉をいただき、発表した生徒たちの自信につながっているようでした。

〇ほとんどすべてを生徒の手で
今回の行事は、企画から運営にいたるまで、ほとんどを生徒がやってくれました。プレゼン委員会を発足して、1週間に2回のペースで積極的に活動していました。クラスコンペの方法、採点用紙、クラスコンペの司会採点していただく先生の時間割調整までも。当日は、司会、音響・照明、会場誘導、タイムキーパー、録画録音、撮影など、すべてのことを担ってもらいました。いわゆる「裏方」と言われる仕事ばかりではありましたが、そこには生徒たちが熱心に裏方に徹する姿がありました。まさに裏方は裏方で「探究」をしてくれていたのだと思います。ありがとうございました。

〇中学3年・高校以降になっても続く探究
探究活動はこれからも続いていきます。中学3年生では研修旅行を題材として、平和学習や民家泊体験に向けた探究活動を行っていく予定です。教科や日常の授業ももちろん大切ではありますが、それだけに囚われることなく、色々な視野を持ち、見識を深めていってほしいと思います。