中1高野山オリエンテーション合宿

4/14(木)~15(金)にかけて、中1が学祖・弘法大師に6年間の誓いをたてる高野山オリエンテーションへ行ってまいりました。

7クラス約290人は、無量光院、地蔵院、三宝院、恵光院にわかれて宿泊し、奥の院参拝、修行体験、金剛峯寺参拝、写経などをおこないました。

1日目。弘法大師さまが今なお修行されていると伝わる奥の院。参道の両脇には多くのお墓が並び、厳粛な雰囲気に包まれています。

修行体験のようす。今回体験させていただいたのが「阿字観」。これは真言宗に伝わる瞑想法であり、あたかも仏さまと一体になるようにして心身を落ち着ける修行です。

食事はもちろん精進です。肉や魚を使わず、やさしい味付けでていねいに仕上げられたお料理の数々を、感謝をこめていただきます。

2組と7組が泊まらせていただいた無量光院です。

2日目。金剛峯寺にて。1200年になんなんとする歴史の厚みを感じます。中央に写るのが「三鈷の松」。弘法大師は、教えを広める適所を定めるため、留学先の中国から三鈷という仏教で用いる道具を日本にむけて投げられました。その三鈷のひっかかっていたと伝わるのが、「三鈷の松」です。ふつうの松は2本葉なのですが、この「三鈷の松」だけは3本葉。それゆえ、この松の葉は古来お守りとされてきましたが、なかには松の木によじ登り、枝葉をむやみに手折る者まで出る始末。いまでは松の周りを二重三重と柵が囲んでいます。節度を守らなければどんどん厳しい制限がかけられていく、そのような教訓にもなっています。

根本大塔にて。金剛峯寺のなかで、もっとも中心的な建物です。

大師教会では、写経ののち大阿闍梨さまより授戒をいただきました。

4/15(金)17時ごろ帰洛。次週からは授業がはじまります。高野山での気持ちを忘れず、6年間の学校生活を頑張っていきましょう。